格安SIMでスマホを持つことで、維持費をかなり抑えることができますが、もっと安くできる方法があるとしたら試してみたいところえすよね?
実は、格安SIMによっては株主になることで株主優待を受けられるようになります。
格安SIMに限らずに言えば、カタログギフトがもらえたり、商品券がもらえたり見たいな特典です。
しかし、格安SIM用の優待はかなり限られたMVNO(格安SIM事業者)でしか行っておらず、非常に貴重な優待となっています。
特にLIBMOは優待があることで有名な格安SIMですが、調べてみるとLIBUMO以外にも株主優待のあるSIMを見つけることができました。


格安SIMは株主優待で安くなる?
まず初めに、格安SIMは株主優待で安くなるのか?という疑問への回答ですが、格安SIMは株主優待で安くなります。
今回調査した結果では、3つの格安SIMで株主優待を確認しました。
どちらも100株所有して初めて優待が受けられるという内容でしたので、ある程度の初期投資は必要となりますが、投資先を探している方にとっては候補の1つとして検討する価値はある優待となっています。
株主優待で通信費が安くなる格安SIMは?
それでは、株主優待で安くなる格安SIMを紹介していきます。
現在確認できている3つの格安SIMはこちらです。
追加、削減された時は情報を更新していきますね。
LIBMO(リブモ)
LIBMOは「株主優待がある格安SIMと言えばコレ」というイメージが強いMVNOです。
データプランは480円からとかなり安く、音声通話込みでも1,180円と格安SIMの中でもかなり安い設定です。
LIBMOの株主優待は運営会社であるTOKAIホールディングスの株主になることで受けられます。
割引率料金は100株~299株で月々350円の割引、300株以上で月々850円の割引となっています。
TOKAIホールディングスは一株いくら?
2019年7月25日現在では、TOKAIホールディングスは一株932円となっていました。
優待を受けるためには100株必要なので、93,200円分の購入が必要になります。
元を取るという意味では22年が必要になりますが、LIBMOを使っている間だけお金を預けて割り引いてもらうと考えると、お金の置き所としてはありだと思います。
ちなみにですが、2015年の8月ごろは一株450円という時期もあったので、そのころに100株買っていた方は45,000円が倍の90,000円になっているという計算になります。
U-mobile(ユーモバイル)
U-mobileは、動画配信サービスで知られるU-NEXTが運営している格安SIMです。
データプラン1,480円から、音声通話プランで1,580円からとなっています。
U-mobileの株主優待はU-NEXTの株主になることで受けられます。
100株以上所有することで、初期費用無料と5,000円相当のキャッシュバックが6月と12月にあるという事です。
U-NEXTは一株いくら?
2019年7月25日現在では、U-NEXTは一株798円となっています。
優待を受けるためには100株必要なので、79,800円分の購入が必要になります。
8年で元を取れる計算になるので、格安SIMが安くなる印象になりますが、U-mobileのそもそものプランがそこまで安くないので、トータルすると先に紹介したLIBMOの方が安くなります。
現在、U-NEXTの株は購入タイミングが重要だと考えられます。その理由は、今までになかなかの乱高下があった株だからです。
例えば2014年12月26日では一株2,547円でしたが、2015年3月27日では1,237円にまで下がり、かと思えば同年7月17日には2,403円にまで値上がりするといった過去があります。
2017年には500円代にまで落ちてみたり、2018年には1,700円にまで上がってみたりと、本当に落ち着きがありません。
U-NEXTの株を買うのであれば、今が買いなのかどうかを見極める目は必要になってきます。
DTI SIM(ディーティーアイシム)
DTI SIMではフリービット株式会社の株主になる、あるいは株式会社フルスピードの株主になることで、事務手数料の3,000円を無料にし、容量が10GBのプランに対しては月額基本料を最大3ヶ月分無料にするという優待があります。
仮に音声通話の10GBプランを契約すると月額2,800円なので、2,800円×3ヶ月=8,400円分が割り引かれます。
事務手数料の3,000円も計算に入れると11,400円分が割引される計算になりますね。
フリービットとフルスピードは一株いくら?
2019年7月25日現在、フリービットは一株1,153円、フルスピードは一株561円となっています。
優待のことだけを考えると、約半額で手に入るフルスピードの株を手に入れるのが得策かと思います。
100株の保有が優待の条件となるので、フルスピードであれば56,100円分の購入で優待の権利が手に入ります。
割引総額を考えると、実質45,000円程度で100株を保有できる計算になるため、10GBのプランが丁度いいという方は、1単元(100株)保有の株主になるチャンスです。
株主優待がない格安SIM
ここまで株主優待がある格安SIMを紹介しましたが、たった3つの格安SIMしか紹介できていないので、「調べていないだけで他にも優待のある格安SIMがあるのでは?」と、気になっている方も多いと思います。
そこで、この項目では株主優待が無い格安SIMも紹介しておきます。
気になるあの格安SIMは本当に優待が無いのか?そんな疑問を解消できれば幸いです。
全ての格安SIMを紹介しているときりがないので、ある程度知名度のあるMVNOを中心に紹介しますね。
Y!mobile(ワイモバイル)
ワイモバイルは利用料金から6ヶ月間最大500円割引という優待がありました。
ワイモバイルが打ち出しているプランは1,480円なので、500円の割引があれば1,000円を切る料金で格安SIMが使えるという内容でした。
しかし、2019年3月末でワイモバイルの優待は廃止となっています。
楽天モバイル
楽天モバイルは株主優待は無いようです。
格安SIMのシェア率No.1の格安SIMなので、いつかは優待が始まって欲しいという声も多いようです。
ただ、シェア率は圧倒的な1位なので、わざわざ優待で利用者を増やす施策が始まるかと言うと・・・可能性は低いかと思います。
mineo(マイネオ)
マイネオの株主優待は無いようです。
マイネオは楽天モバイルやワイモバイルとちがい、そこまでインパクトのあるCMを打ち出してはいませんが、それでもシェア率ベスト3に入る格安SIMです。
どちらかと言うと地道な努力で利用者に評価されてきた格安SIMなので、優待があってもおかしくなさそうですが、調査した限りでは優待はありませんでした。
OCNモバイルONE(オーシーエヌモバイルワン)
OCNモバイルONEの株主優待は無いようです。
フレッツ光のプロバイダーのイメージが強いOCNですが、OCNモバイルONEはデータ契約のシェア率で2位を誇る格安SIMです。さすが長年通信プロバイダの顔になっていただけのことはあります。
せっかくデータ通信で2位に輝いているので、データ通信専用の優待を始めて、一気にデータ契約の1位を狙ってほしいものです。
しかし、現状は優待を行っていません。
UQ mobile(ユーキューモバイル)
UQモバイルの株主優待は無いようです。
UQモバイルと言えばUQ三姉妹のCMでかなりの知名度を誇っていますね。
個人的には割引が無くても、抽選でUQ三姉妹と共演ができるとかでも優待に申し込むかもしれません。

ただ、三姉妹との共演に限らず、優待は行っていないようです。
株主優待で通信費が安くなる3大キャリアは?
ここまで、格安SIMの株主優待についてお話ししてきましたが、3大キャリアのドコモとau、ソフトバンクには株主優待があるのでしょうか?
もしあれば高いと言われている3大キャリアの維持費を下げられるかもしれません。
ドコモ
ドコモには株主優待制度はありませんでした。
やはり天下のドコモ。優待なしでも利用してもらえるという王者の風格を感じますね。
3大キャリアから格安SIMへ移行するユーザーが多い中、今後優待制度を始めるのかどうか、気になるキャリアではあります。
au
auはKDDIの株主になることで100株以上で3,000円相当のカタログギフトがもらえます。
しかし、スマホの月額を安くするような優待はありませんでした。
ソフトバンク
ソフトバンクは利用料金から6ヶ月間最大1,000円割引という優待がありましたが、2019年3月末で廃止となっています。
と言うことで、3大キャリアの中で株主優待を行っているのは、現状ではauだけでした。
参入事業が1,000を超えた格安SIM業界でさえ優待を行っていたのは3社だけでしたが、3大キャリアは3分の1が株主優待を行っているとなると、さすが3大キャリアだなと感じざるを得ません。

格安SIMやスマホの通信費が安くなる株主優待まとめ
格安SIMの通信費や初期費用が安くなる株主優待は、現時点では3つしかありませんでした。
優待ありの格安SIM
- LIBMO
- U-mobile
- DTI SIM
この中で、特に安いと感じたのはLIBMOで、もともとが480円という激安な設定なうえに350円の割引となるので、格安SIMが月々130円で持ててしまう計算になります。
株主優待を使って格安SIMを安く持ちたいという方は、一度LIBMOの格安SIMのプランを見てみるところから検討していきましょう。