格安SIMはネットとセットでどのくらい割り引かれるのか?どこの光回線がセット割を行っているのか?
そんな格安SIMとネット回線のセット割について総合的にまとめたページです。
すでに光回線を引いている方や、これから自宅にネットを引こうと考えている方は、事前に知っておくと損をしなくて済むような内容になっていますよ。
格安SIMはネットとセットがお得!自宅が光回線ならチャンス!
格安SIMはネットとセットで契約することで大きな割引が受けられるケースがあります。
光回線が安くなるキャンペーンを行っていることもあれば、格安SIMが割り引かれるケースもあり、時には光回線も格安SIMも割り引かれて更におまけの特典が付くなんてケースもあります。
自宅にインターネット回線を引いているという方は、どこのインターネット回線なのかを調べてみることで、大きな割引を受けられるかもしれませんよ。
格安SIMとネット回線をセットにするメリット・デメリット
格安SIMをネット回線とセットにすることで、料金が割り引かれたりデータ容量がプレゼントされたりというメリットが多くあります。
しかし、注意しておいた方が良いデメリットが存在するケースもあるので、事前にデメリットも確認しておくことをおすすめします。
格安SIMとネット回線をセットにするデメリット
格安SIMとネット回線をセットにする最大のデメリットは、特定の組み合わせ以外の組み合わせが使えないという点です。
特定の格安SIMに縛られるデメリット
例えばフレッツ光を使っていたとして、セット割になるからとBIGLOBEモバイルを契約したとします。
この場合、月々の割引額は100円です。
BIGLOBEモバイルよりも何百円も安い格安SIMは沢山あるので、100円割り引かれるためにBIGLOBEモバイルとしか契約できないという縛りは逆に損することになります。
他にも光回線の更新月で解約したいと考えていた場合、セット割にしているからと言う理由で解約するか迷ってしまうというデメリットもあります。
更新月が来ても解約しづらくなるデメリット
例えばフレッツ光のファミリータイプで契約していた場合、解約金のかからない月以外は5,000円~30,000円の解約金が発生します。
そのため、解約金がかからないタイミングが来たら解約しようと計画を立てる方も多いです。
しかし、格安SIMとのセット割に入っているからと解約を思いとどまってしまい、その数か月後に結局解約することになると30,000円の解約金が発生…なんてケースもあります。
割引があるからと解約したいタイミングで解約しづらくなることも一つのデメリットと言えるでしょう。
格安SIMとネット回線をセットにするメリット
格安SIMとネットのセット割の最大のメリットはやはり料金が安くなることでしょう。
月額料金が安くなるというメリット
例えばIIJmioという格安SIMで有名なMVNO(格安SIM事業者のこと)はIIJmioひかりとのセット割で600円の割引になります。
仮にマンションタイプのIIJmioひかりを契約していると月々3,960円(税抜)で、IIJmioの格安SIMで月々900円(税抜)のプランを契約すると600円割引されるmio割が適用されるので、光回線と格安SIMの合計が4,260円という激安で収まるようになります。
1年間での割引額は7,200円なので、非常に大きなメリットとなります。
他にも、格安SIMはどこのMVNOを使おうか迷ってしまいがちですが、引いている光回線とセットになるという理由でサクッと決められるというメリットもあります。
迷う必要がなくなるメリット
格安SIMは奥が深いので、迷えば迷うほどどこの格安SIMを使ったらいいのか分からなくなってきます。
その結果、2ヶ月3ヶ月と大手キャリアを使う時間が過ぎてしまって、サクッと格安SIMに乗り換えていればそれだけでかなり節約できたところを、いたずらに数か月分余分に高額のスマホ代を払うことになってしまいます。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、それだけでも月々3,000円~4,000円安くなるので、2ヶ月迷っていたら8,000円も損してしまうことに…。
格安SIMは迷うよりも行動することが最優先なので、無駄に乗り換えをのばさずに済むのは光セット割の隠れたメリットと言えます。
格安SIM×光回線のセットはココがおすすめ!
勝手に割り『UQモバイル×enひかり』
格安SIMの中でもかなり知名度の高いUQモバイルですが、これまで光回線とのセットがありませんでした。
しかし、2018年12月から「勝手に割」というセット割がスタートし、UQモバイルユーザーであればenひかりが割り引かれることになりました。
しかも、UQモバイルには勝手にenひかりから割引するというスタイルなので、その斬新な割引設定には多くの格安SIMマニアが注目することになりました。
UQモバイルと光回線のセットで契約した時の料金
UQモバイルとenひかりの「勝手に割り」が適用されることで、enひかりの月々の料金が100円割り引かれます。
その結果、マンションタイプは3,300円から3,200円に。ファミリータイプは4,300円から4,200円に割り引かれまず。
UQモバイルで人気のプランは無料通話もネットもコミコミで1,980円なので、マンションタイプであれば光回線と格安SIMの合計で5,180円で収まります。
ファミリータイプの場合でも6,180円とかなり安いので、現在の自宅インターネットの料金と比較してみる価値は大いにあります。
UQモバイル×enひかりは自宅インターネットを安くしたい人におすすめ
UQモバイルの光回線とのセット割は自宅のインターネットを安くしたい方に最適な割引です。
なぜなら、enひかり自体が光回線の中でも激安の部類に入るネット回線だからです。
その激安ネット回線がさらに100円割り引かれることで、割引額自体は100円と安くても、合計したらかなり安く自宅のインターネットと格安SIMを持てる形になります。
光回線は多少妥協しても光回線。格安SIMは妥協してしまうと恐ろしく速度が遅くなる。
そう考えて格安SIM重視で光セットを組むのであればUQモバイルとenひかりの「勝手に割り」は一押しです。
おうち割光セット『ワイモバイル×SoftBank光』
ふてニャンでおなじみのワイモバイルには「おうち割光セット」というセット割があります。
対象は光インターネットのSoftBank光や、置くだけでつながるWiFiタイプのSoftBank Airです。
今回は光回線とのセット割を紹介するので、SoftBank光との「おうち割光セット」を紹介しますね。
ワイモバイルと光回線のセットで契約した時の料金
ワイモバイルとSoftBank光の「おうち割光セット」を契約することで、月々の料金が500円~1,000円割り引かれます。
対象プランは「スマホプランS」で毎月500円引き。「スマホプランL」なら毎月1,000円引きになります。
「スマホプランS」で料金を出してみると、集合住宅の場合SoftBank光の料金が3,800円。「スマホプラン」の1年目が1,980円なので、そこから500円の割引が入り1,480円となります。
合計すると、
3,800円+1980円-500円=5,280円
となります。
ただし、おうち割光セットの適用条件にはSoftBank光の方でオプションを付ける必要があるので、その料金は必ず発生することになります。
付ける必要があるオプションの中から、最も安く済む組み合わせを紹介するとこのようになります。
- 光BBユニット(467円)
- Wi-Fiマルチパック(990円)
- ホワイト光電話(467円)
合計1,924円
おうち割光セットを適用させるためには、合計1,924円分のオプションを付ける必要があります。
しかし、この1,924円の料金は、おうち割光セットが適用されると1,424円分割引されて、請求される金額は500円になります。
ワイモバイル×SoftBank光は光電話利用者におすすめ
おうち割光セットは光電話が必要な家庭でおすすめできるセット割です。
現時点でSoftBank光を契約していて、3つのオプションのどれか一つでも契約しているという家では、オプションを3つともつけてしまって、ワイモバイルとおうち割光セットで繋げてしまうと最もお得に運用できるようになります。
DMM光mobileセット割『DMMモバイル×DMM光』
業界最安値級の格安SIMで有名なDMMモバイルには、自宅インターネットがDMM光の家庭に適用される「DMM光mobileセット割」が用意されています。
DMMモバイルは安いからなのか速度はイマイチという口コミが山のようにありますが、それでも安さ重視のユーザーからは根強い人気があります。
光回線自体も安めなので、安さ重視の方は格安SIMもネットもDMMで統一するのも一つの選択になります。
DMMモバイルと光回線のセットで契約した時の料金
DMMモバイルとDMM光の「DMM光mobileセット割」を利用することで、毎月500円の割引が受けられます。
自宅ネットの方は戸建てタイプで4,820円。マンションタイプで3,780円とかなり安い料金になっています。
DMMモバイルの方もデータ専用プランで440円~と激安なので、仮にマンションタイプで計算すると…
自宅ネット3,780円+格安SIM 440円-500円=3720円
となります。
驚きなのは格安SIMが440円なのに500円の割引が入るので、ネット回線をDMM光にすると格安SIM代が実質無料になって60円おつりがもらえる計算になります。
DMMモバイル×DMM光は格安SIMも自宅ネットも安くしたい人におすすめ
DMMモバイルは速度がイマイチという事で知られていますが、安さを追求するにはかなりおすすめできる格安SIMです。
DMM光とセットにすることでDMMモバイルの方は実質0円で持ててしまうことになるので、速度よりも安さという方は大注目の組み合わせです。
OCN光モバイル割『OCNモバイルONE×OCN光』
OCNモバイルONEはOCNの光サービスとセットにできる「ONC光モバイル割」が利用できます。
OCNと言えば家電量販店などでネットを契約するとパソコンが40,000円割引!のような手続きをした際にOCNと契約していることも多いので、ネットに詳しくない方でもなじみのあるプロバイダーですね。
そのため、自宅のネットを調べてみるといつの間にかOCN光になっているというケースもあるので、そんな時はせっかくなので格安SIMもOCNモバイルONEにそろえてしまうとスッキリします。
OCNモバイルONEと光回線のセットで契約した時の料金
OCN光モバイル割を適用すると、OCNモバイルONEから毎月200円割り引かれます。
OCNモバイルONEのデータ専用プランが月額900円なので、200円の割引後は月額700円となります。
OCN光は戸建てタイプで月額5,100円。マンションタイプで月額3,600円ですから、仮にマンションタイプで合計すると…
自宅のネット3,600円+OCNモバイルONE 900円-200円=4,300円
4,300円で光回線と格安SIMが持てるようになります。
OCNモバイルONE×OCN光モバイル割は光回線重視な人におすすめ
OCNは長年フレッツ光とタッグを組むような形で多くの人に親しまれてきた大大手のプロバイダーです。
安くてもよくわからない会社と契約するのは違うと感じている方は、銘柄としての信頼度の高いOCNで、固定インターネットも格安SIMもまとめるという選択はとても素敵なことだと思います。
mio割『IIJmio ×:IIJmioひかり』
格安SIMをどこにしようか迷ったらコレ!という方も多いIIJmio。
そんなIIJmioにはIIJmioひかりという自宅用のインターネットサービスを運営していて、その割引額は600円とかなり大きなものになっています。
サービス面、速度面などのバランスも良く、自宅のネットとのセットを考えたときも「迷ったらココ」と言える内容になっています。
IIJmioと光回線のセットで契約した時の料金
IIJmioひかりは戸建てプランで4,960円。マンションプランで3,960円がネット代金となっています。
格安SIMの方のIIJmioはデータプランで900円です。そこから月々600円が値引きされることになるので、こちらもマンションタイプで計算してみると…
IIJmioひかり3,960円+IIJmio 900円-600円=4,260円
光回線と格安SIMの合計で4,260円になりました。
IIJmio×IIJmioひかりはバランス重視な人におすすめ
IIJmioのmio割は料金や速度のバランスを重視する方におすすめのセットです。
安さも重要ではありますが、安さプラス速度もある程度安定してほしいという方に好評の組み合わせと言えます。
やはり格安SIMで迷った時はIIJmioということですね。
データ専用プランの格安SIM×光回線のセット一覧
料金はデータプランの最安値で計算
回線名/データプラン | 戸建+格安SIMの合計 | マンション+格安SIMの合計 |
UQモバイル × enひかり |
5,280円 ↓100円割引 5,180円 |
4,280円 ↓100円割引 4,180円 |
ワイモバイル × SoftBank光 |
6,680円 ↓500円割引 6,180円 |
5,780円 ↓500円割引 5,280円 |
DMMモバイル × DMM光 |
5,260円 ↓500円割引 4,760円 |
4,220円 ↓500円割引 3,720円 |
OCNモバイルONE × OCN光 |
6,000円 ↓200円割引 5,800円 |
4,500円 ↓200円割引 4,300円 |
IIJmio × IIJmioひかり |
5,860円 ↓600円割引 5,260円 |
4,860円 ↓600円割引 4,260円 |
表のとおり、データプランで光回線とセット契約した場合、戸建てプランとマンションプランともにDMMモバイルが最安値となりました。
DMM光が対応しているようでしたら、自宅のネット環境をDMM光にしてみることを検討する価値がありますね。
音声通話プランの格安SIM×光回線のセット一覧
料金は音声通話プランの最安値で計算
回線名/データプラン | 戸建+格安SIMの合計 | マンション+格安SIMの合計 |
UQモバイル × enひかり |
6,280円 ↓100円割引 6,180円 |
5,280円 ↓100円割引 5,180円 |
ワイモバイル × SoftBank光 |
6,680円 ↓500円割引 6,180円 |
5,780円 ↓500円割引 5,280円 |
DMMモバイル × DMM光 |
5,960円 ↓500円割引 5,460円 |
4,920円 ↓500円割引 4,420円 |
OCNモバイルONE × OCN光 |
6,700円 ↓200円割引 6,500円 |
5,200円 ↓200円割引 5,000円 |
IIJmio × IIJmioひかり |
6,560円 ↓600円割引 5,960円 |
5,560円 ↓600円割引 4,960円 |
音声通話プランを光回線とセットで利用した場合、データプランと同様にDMMモバイルとDMM光のセット割が最安値になることが分かりました。
こちらも安さ最優先であればDMMモバイルがおすすめという結論ですね。
まずは今使っている自宅のネットに合わせて格安SIMを選びましょう
ここまで格安SIMと自宅のネット回線のセット割について説明してきましたが、光回線の方にはほとんどの場合契約の縛りが存在します。
そのため、このネット回線に乗り換えたいと思っても、すぐに乗り換えるのは難しいものです。
しかし、格安SIMの場合は縛りが緩く、多くの場合は半年や1年後には契約縛りがなくなります。
そういった意味でも、まずは自宅のネットに合わせて格安SIMを選んでみて、ゆくゆくは光回線の乗り換えも計画していくという流れが最適になります。
格安SIMに慣れてくると、どんどん乗り換えてみて最適な格安SIMを探していくことも皆さんが良くやっていることなので、悩むよりもまずは使ってみてどうかということを試していくことをおすすめします。