格安SIMを契約する際、クレジットカードの名義は自分以外でも契約できるのでしょうか?
契約できるとして、選べる格安SIM会社(MVNO)はどのようなものになるのでしょうか?
格安SIMの名義は誰でもOK?
まずは格安SIMの名義は誰でも良いものなのか?という疑問についてお答えしていきます。
基本的には本人名義
格安SIMの名義は格安SIMを使う本人の名義にしておくことが理想的です。
利用者以外が名義になっていても日常的には何の問題もありませんが、契約内容を変えたいなんて時には面倒なことになってきます。
Web上で契約内容を変えるにしてもパスワードが必要ですし、店舗で手続きする場合でも契約者の来店や委任状などが必要になってきます。
未成年は親名義
未成年に関しては親名義のクレジットカードで支払う形が一般的です。
未成年にクレジットカードを持たせる家庭は珍しいですからね。
ただ、18歳以上であれば未成年の名義でも契約できる格安SIMは多いので契約者の名義は未成年、支払いは親名義という契約が多くなります。
2022年4月からは18歳で成人なので、手続きがどうなっていくのかが個人的に気になるところです。
家族名義のクレジットカードで格安SIMは契約できる?
格安SIMを使う相手が成人した家族だった場合、家族名義のクレジットカードで契約できるのでしょうか?
答えは「家族名義のクレジットカードでも契約できる格安SIMもある」です。
契約者名義のクレジットカードでなければNGという厳しい格安SIM会社もありますが、中には家族名義ならOKという格安SIMもあります。
家族名義のクレジットカードでも契約できる格安SIMについては後ほど紹介しますね。
格安SIMの支払いはクレジットカードが主流
格安SIMの支払いはクレジットカードがメインになっています。
確かにそうかもと思った方は多いと思いますが、その理由についてはご存じでしょうか?
せっかくの機会なので、クレジットカード払いが多い理由も紹介しておきますね。
格安SIMにクレジットカード払いが多い理由
格安SIMにクレジットカード払いが多い理由は2つ考えられます。
①カード払いがしたいというユーザーの希望
一つは「クレジットカードの方がポイントが貯まって嬉しい」というユーザーの希望。
毎月固定で支払う料金なので、ポイントがもらえた方が嬉しいじゃないですか?
そのためクレジットカードで支払いたいユーザーは多く、カード払いに対応した格安SIM会社がほとんどになっています。
②確実に集金したいという格安SIM会社の都合
もう一つは「クレジットカードからなら確実に支払われる」という格安SIM側の都合です。
例えば支払い方法が口座引き落としだった場合、口座の残高が無ければ引き落とせませんよね?
最悪の場合そのまま支払われない可能性だって出てきます。
確実に使用料を回収するという意味でも、クレジットカードは都合が良い支払い方法になります。
クレジットカードの家族カードでの支払いは可能?
格安SIMはクレジットカードの家族カードでも支払い可能なところが多いです。
家族カードも立派なクレジットカードなので、家族カードだからと言って支払えないという事ではありません。
ただし、普通のクレジットカードの時と同様に、格安SIMの契約者と家族カードの名義は統一しておく必要はあります。
契約者と名義が違うクレジットカードでも使える格安SIM6選
それでは、契約者と名義が違うクレジットカードでも使える格安SIM会社を6社紹介します。
この6社は「厳選して6社に絞ったのではなく、かなり調べてこれだけしかなかった」6社です。
契約者以外のクレジットカードで格安SIMを持ちたい方は、ここさえ見ておけば完全に網羅できますよ。
※知名度が低すぎたり紹介するには不安が残るMVNOは省いています
①Y!mobile(ワイモバイル)
条件 |
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通話ありプラン |
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データ専用プラン |
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おすすめ ポイント |
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良くない部分 |
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②イオンモバイル
条件 |
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通話ありプラン |
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データ専用プラン |
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おすすめ ポイント |
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良くない部分 |
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③UQ mobile(ユーキューモバイル)
条件 |
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通話ありプラン |
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データ専用プラン |
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おすすめ ポイント |
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良くない部分 |
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④スマモバ
条件 |
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通話ありプラン |
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データ専用プラン |
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おすすめ ポイント |
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良くない部分 |
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⑤インターリンクLTE SIM
条件 |
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通話ありプラン |
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データ専用プラン |
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おすすめ ポイント |
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良くない部分 |
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固定IPアドレスのメリット
- 外出先から自宅のパソコンにアクセス
- 外出先からWebカメラの映像をチェック
- など遠隔系に強い など
⑥AIRSIMモバイル(エアシムモバイル)
条件 |
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通話ありプラン |
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データ専用プラン |
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おすすめ ポイント |
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良くない部分 |
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自分以外のクレジットカードで契約するならコレ!
おすすめはコレ!
選べる格安SIMはかなり限られてしまいますが、ワイモバイルが選べるので問題ありません。
ワイモバイルは全MVNOの中でもかなりおすすめできる格安SIMなので、自分以外のクレジットカードで契約するときはワイモバイルを選んでおきましょう。
家族名義の支払いにクレジットカード側の問題はないの?
クレジットカード側のルール的に問題ないの?
クレジットカードの契約には本人が使うという大前提があります。
携帯ショップで手続きをしていると、よくご家族のクレジットカードで支払いたいと来店される方がいらっしゃいますが、クレジットカードのルール的にNGなので、基本的には手続きできません。
ただし、クレジットカードの名義の方も一緒に来店していると、名義人が許可しているという事で利用できます。
そのため、格安SIMの契約者とクレジットカードの名義が違いう場合、同意書などの書類を必要とする会社ほど企業としての信頼度は高いと言えます。
本来は本人名義のクレジットカードが理想
格安SIMを持つ場合、理想的なのは本人のクレジットカードで支払う形です。
それでも、例えば専業主婦の方で作りたいクレジットカードの審査が通らないとか、年齢的にクレジットカードが作れないなどの事情もあると思います。
そんな時のための代替え案が他の人の名義のクレジットカードだと認識しておくと良いでしょう。
家族名義のクレジットカードでは使えない大手格安SIM(MVNO)
自分名義のクレジットカードが無いと、契約できない格安SIMを紹介します。
この中にも魅力的な格安SIMがたくさんあるので、見てみて「この格安SIMにしたい」とピンときた格安SIMを見つけたら、クレジットカードを手に入れて申し込みましょう。
楽天モバイル
楽天モバイルはあの楽天の格安SIMです。
楽天カードで支払うことで楽天ポイントが3倍や5倍にもなって貯まります。
高速通信の容量を超えた後も最大1Mbpsと、制限中の中ではかなり高速な設定になっているので、最低速度を速くしたい方におすすめしたいです。
楽天カードを作った後で利用を検討すると良いですよ。
LINEモバイル(ラインモバイル)
LINEモバイルも知名度抜群の格安SIMですね。
その特徴にはLINE世代に魅力的な内容になっていて、LINEは通信量を必要としなかったり、プランによってはSNSも通信制限がなく、さらに音楽を聴き放題にできるプランまで用意されています。
SNSを多用するという方は、クレジットカードを持った時に契約したい格安SIMです。
IIJmio(アイアイジェイミオ)
IIJmioは家族でシェアして使うのにおすすめの格安SIMです。
通信容量を共有できるのはもちろんのこと、注目すべきはかけ放題の内容です。
IIJmioのかけ放題は家族などの同じIDで契約している相手同士ならなんとかけ放題で1回30分無料です。
普通は長くて10分無料なので、家族でまとめて契約する予定の方はIIJmioも検討する価値ありです。
mineo(マイネオ)
マイネオは使いきれなかったデータ量を仲間とシェアできる格安SIMです。
重要なポイントは「家族ではなく仲間とシェアする」という点です。
普通は家族とのシェアプランでデータ量のシェアをしますが、マイネオは家族などの垣根を超えて誰とでもデータのシェアができます。
あくまでも余った分を翌月にシェアする形なので、当月分を奪われて損するみたいな人が出ないのが嬉しいところです。
OCNモバイル ONE(オーシーエヌモバイルワン)
OCNモバイル ONEは光回線で有名なOCNの格安SIMです。
ミュージック系のサービスの通信を無料にできて、申し込みさえすれば追加料なしで適用されます。
対応サービスもamazon musicやLINE MUSIC、Google play Musicなど、多くのサービスを対象としています。
低速通信の時も通信スタートの時だけ高速で使えるバースト機能があるのも魅力的です。
BIGLOBEモバイル(ビッグローブモバイル)
BIGLOBEモバイルは翌月に通信量を繰り越せるタイプの格安SIMです。
初月無料や6ヶ月間割引など、割引キャンペーンが豊富です。
エンタメフリーオプションを付けることで、YouTubeなどの動画やLINE MUSICなどの音楽、さらにFacebookの通信制限を無くせます。
b-mobile(ビーモバイル)
b-mobileは1GBから使える従量定額制の格安SIMです。
データ量を1GB以下で使えば通話プランなのに990円で利用できます。
データ量が多くなって金額が増えたら嫌だなと心配な時は、使いすぎないように上限設定ができるので安心して利用できます。
サイトの雰囲気が若干チープなので、ちょっと怪しい会社かもと不安になりますが、日本通信(株)が運営していて意外に安心できるMVNOです。
ロケットモバイル
ロケットモバイルは「神プラン」という激安のプランが用意された格安SIMです。
神プランの料金はデータプランでたったの298円。
神プランに関しては高速通信が無く、常時最大200Kbpsと低速ですが、動画やゲームは使わないという方なら激安で格安SIMを利用できます。
アンケートに答えたりしてポイントをためると、そのポイントで通信量を割り引けるというポイントサイトのようなシステムも面白いです。
家族名義のクレジットカードでは使えない格安SIM まとめ
ポイント
自分名義のクレジットカードがあることで、選べる格安SIMはかなり多くなります。
あなたに合った格安SIMを選ぶことで、あなたのスマホライフはより快適になっていきます。
まだクレジットカードを持っていない方は、初めての方に最適な楽天カードだけでも作っておくと、今後の格安SIM選びのバリエーションが増えますよ。
クレジットカード以外で格安SIMを持つ方法
ここからは少し番外編で、クレジットカード以外で格安SIMを作る方法について紹介します。
銀行の口座振替で格安SIMを契約する
クレジットカード以外で家族名義で格安SIMを作る方法の一つ目は銀行の口座振替を使っての契約です。
ただし、そもそも銀行口座で契約できる格安SIMは限られているので、選べる格安SIMは少なくなります。
そんな中でもおすすめできる格安SIMを紹介しておきますね。
家族名義の口座振替ならUQモバイル一択
UQモバイルは店頭での手続きに限って家族名義の口座引き落としを設定できます。
手続きの際には家族であること証明できる書類が必要になります。
MVNO全体としてそもそも口座振替できるサービスが貴重なうえ、家族名義でとなると現時点でおすすめできる格安SIMはUQモバイル一択かなと思います。
契約者名義の口座であれば複数選択可能
格安SIMの名義と口座振替の名義が同じであれば、契約できる格安SIMは少し増えます。
増えると言ってもほんの少しなので全て紹介しますね。
一覧
- UQモバイル
- ワイモバイル
- BIGLOBEモバイル ※データ通信専用SIMのみ
※このページで紹介しているすべてのサイトを調査した結果、上記の格安SIMのみが対応でした※
上記はおすすめ順で紹介しました。
BIGLOBEモバイルはデータ通信専用SIMだけが口座振替に対応しているという特殊な形になっているので、通話プランを契約したい方にとってはUQモバイルかワイモバイルの2択になります。
この2社であればワイモバイルを選んでおけば間違いないかなと思います。
デビットカードで格安SIMを契約する
初めに伝えておきたいこととしては、デビットカードで契約できる格安SIMもかなり少ないです。
使えたとしてもポイントの還元率が悪かったり、審査が通らなかったりと使い勝手はあまりよくありません。
そのため、おすすめはしませんが、それでもデビットカードが良いという方はご検討ください。
デビットカードで契約できる格安SIM一覧
一覧
- 楽天モバイル 楽天銀行、スルガ銀行のデビットカードのみ可能
- インターリンクLTE SIM デビットカード側に拒否されなければ可能
- ロケットモバイル デビットカード側に拒否されなければ可能
- UQmobile 金融機関へ問い合わせ必要
※このページで紹介しているすべてのサイトを調査した結果、上記の格安SIMのみが対応でした※
上記はより拒否されるリスクが少ない順で並べてみました。
特に楽天モバイルは楽天銀行とスルガ銀行のデビットカードであればOKと指定しているので、この2つのデビットカードであれば問題なく契約できます。
他の格安SIMに関しては格安SIM側がOKと言っても、デビットカード側がNGであれば契約できません。
デビットカードで確実に契約するなら、楽天銀行かスルガ銀行のデビットカードを用意して、楽天モバイルを申し込みましょう。
どの条件にも合わない!そんな時の裏技
ここまで色々な角度から格安SIMの契約手段を紹介してきましたが、どの条件にも合わずに困っている人も少なからずいると思います。
そんな時の裏技としては、クレジットカードの名義の人に格安SIMの名義になってもらうという方法があります。
格安SIMの名義人とクレジットカードの名義が同じなら何の問題もなくスムーズに手続きは終わりますよ。
名義は自分が良いとこだわる方は結構多いですし、自分名義で持ちたい気持ちは分かります。
しかし、そのために手続きで苦労したり、本当に契約したい格安SIMが使えなかったりで現実的なメリットはあまりありません。
まとめ
契約者と支払い者の名義が違うというだけで、契約できる格安SIMが減ってしまったり、契約できたとしても手続きがかなり面倒になることが分かりましたね。
そんな中でもワイモバイルは同姓同居の家族なら代理店手続きもできるので、クレジットカードの名義を家の人にしたい時はかなりおすすめです。
ワイモバイルなら知名度も高いので、マイナーな格安SIMの契約よりも家の人がOKしやすくなりますしね。
ただ、今後のことを考えると一つくらいはクレジットカードを持っていないと、今回のような不便なことがたびたび起こります。
ちょうど良い機会なので、まだ持っていない方は楽天カードくらいは作っておきましょう。