ワイモバイルは格安SIMの中でも大手であり、昨今は有名タレントを起用したCMでめきめきと知名度をあげています。
ソフトバンクから乗り換えを検討されている方も多いことでしょう。
しかし、実際乗り換えるとなると、「なにが変わるのか」「デメリットはないか」「手続きはどうすればよいのか」など、いろいろな疑問が出てくるのではないでしょうか?
今回は、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えを検討されている方に向けて、2社間の違いやワイモバイルのメリット・デメリット、手続きや料金の詳細を解説します。
ワイモバイル以外の格安SIMについても触れますので、ぜひ参考にしてみてください。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えで変わることは?
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えて後悔しないためには、まず2社間の違いを正確に把握しておくことが大切です。
まずは乗り換えで変わる点について、料金・速度・プランなど、多方面から分かりやすく解説します。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると月々の料金はどうなるの?
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えると、料金は下がる傾向にあります。
個人の使用状況によりますが、料金の下がり幅はだいたい月額3,000円程度でしょうか。
特にデータ量が少ないライトユーザーは、ワイモバイルのプランとマッチする可能性が高く、大幅なコストカットが期待できます。
ただし、ソフトバンクで「月々割」などの機種割引を受けている方は、乗り換えで割引がはずれ、かえって高くなるケースも。
乗り換えを検討する際は、一度オンラインチャットサポートやカスタマー入電で確認してみてもいいかもしれませんね。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると通信速度はどうなるの?
ソフトバンクとワイモバイルは提携関係が強く、電波網も同じものを利用しています。
そのため、ソフトバンクからワイモバイルに移動しても、基本的に通信速度は変わりません。
エリアについても、現在ソフトバンクの電波が問題なければ、ワイモバイルもほぼ問題なくつながるでしょう。
ただし、通信速度に関しては、機種の性能に依存している部分もあります。
ワイモバイルで取り扱っている機種はソフトバンクより安めのため、選ぶ機種によっては、「少し遅くなった」と感じることもあるかもしれません。
ワイモバイル以外の格安SIMのほとんどは、ドコモやauなどの回線の一部を借りている状態なので、速度が遅くなる傾向があります。
ワイモバイルは格安SIMの中でも速度が安定しているサービスです。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるとデータ容量はどうなるの?
ソフトバンクのプランは、「ミニモンスター」が1~50GBまでの従量制、「ウルトラギガモンスター」が50GBの定額です。
それに対して、ワイモバイルで用意されているプランはSプラン3GB、Mプラン9GB、Rプラン14GBの3種類。
データ量を増やすオプションを利用しても、最大は17GBまでです。
「ウルトラギガモンスター」のデータ量を最大限利用していた方などは、ワイモバイルへ移動することで不便になることも考えられます。
まずは自分に必要なデータ量をきちんと把握しておきましょう。
一般的なデータ使用量は1ヶ月3GB程度と言われています。
ただし、動画を毎日見るような方は何十ギガあっても足りないので、速度制限のないモバイルWi-Fiを契約している方が多いですね。
現状で3,300円以上のプランに加入している方は、無制限のモバイルWi-Fiを契約したほうが節約になりますよ。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると無料通話はどうなるの?
ソフトバンクの通話プランは「無料通話なし」「1回5分無料」「通話し放題」の3つであり、どれでも好きなものが選択できます。
それに対してワイモバイルは、スマホベーシックプラン全てに「1回10分無料」が含まれています。
もちろん、オプションの追加で「通話し放題」にすることも可能。
無料通話に関しては、ソフトバンクより使い勝手がよくなるといえそうですね。
ただしソフトバンクのような「家族間無料」のサービスはないので、家族内で長電話をする人は「通話し放題」を忘れずにつけてください。
ワイモバイルには「スーパー誰とでも定額」という通話し放題のオプションがあります。
月1,000円で利用できるので、通話時間無制限のサービスを探していた方にとってはかなり嬉しいオプションです。
※料金→オプションサービス→スーパー誰とでも定額の順番で進みましょう※
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると年数縛りはどうなるの?
2019年12月現在、ソフトバンク・ワイモバイルともに、年数縛りのあるプランは受付終了しています。
ワイモバイルに移動して縛りが増える・きつくなることは一切ないので安心してください。
ただし、現在ソフトバンクで年数縛りのあるプランに入っている方は、ワイモバイルの移動に際して解約金がとられる可能性があります。
詳しくは後程「違約金・解約金」の項で解説しますので、そちらをご覧ください。
違約金をさける方法についても、あわせて後程解説します。
ドコモ・au・ソフトバンクの3大携帯キャリアも格安SIMも、高額な違約金をとらない方向にシフトチェンジが進んでいます。
以前よりもかなり気軽に契約できるようになって、ユーザー的にはかなり嬉しい環境になりつつあります⭐
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるとこんなことも変更になる!
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えて変わる事柄としては、他にメールアドレスがあげられるでしょうか。
ソフトバンクのキャリアメールは解約になり、ワイモバイルのキャリアメールが無料で付与されます。
登録したアドレスの変更や、知りあいへの通知は必要になりそうですね。
また、こちらは嬉しい変化ですが、ソフトバンクでオプションだった「テザリング」は、ワイモバイルでは基本料金に込みになります。
追加で料金を払う必要も、改めて申し込みをする必要もありません。
メアドが変わることは大きなデメリットになりますが、一度Gmailなどのフリーアドレスをもってしまえば、今後どんな携帯会社や格安SIMに乗り換えても同じアドレスが使えるようになります。
慣れてしまえばなんてことはないので、これを機会に一つフリーアドレスをもっておくのもおすすめですよ⭐
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えた時の特典や違約金はどうなる?
乗り換えの際に気になることといえば、違約金などの出費、そしてキャンペーン特典です。
一般的には 特典を出費が上回ることが多いですが、ソフトバンクからワイモバイルへの移動の場合はどうでしょうか?
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際の特典や違約金について、解説します。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際の違約金や解約金はどうなるの?
ソフトバンクとワイモバイルは提携関係にありますが、ソフトバンクで2年縛りのプランに入っている場合、ワイモバイルの移動には違約金がかかります。
これを避けたいならば、ソフトバンク内で縛りのない新プランにプラン変更してから乗り換えるようにしましょう。
プラン変更を挟むことで移動までの時間はのびますが、違約金はかかりません。
また、乗り換えの際はソフトバンク・ワイモバイル双方で月額料金がかかります。
ソフトバンク側の締め日によって移動に適した日が変わるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
ワイモバイルの加入月は日割り計算されるので、重要なのはソフトバンクの締め日となります。
ソフトバンクの締め日は3パターンあり複雑なので、自分で判断せずにコールセンターで確認しましょう。
乗り換え手続きの番号へかけると、一番効率よく乗り換えに適した時期を教えてくれますよ。
[st-cmemo fontawesome="fa-file-text-o" iconcolor="#FFC107" bgcolor="#FFFDE7" color="#000000" iconsize="200"]携帯電話番号ポータビリティお問い合わせ窓口
ソフトバンク携帯電話から:*5533
フリーコール:0800-100-5533
受付時間:午前9時から午後8時まで[/st-cmemo]
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるとキャッシュバックなどの特典はあるの?
結論からお伝えすると、キャッシュバックはあまり期待できません。
2019年10月の法改正でワイモバイルのみでなく、多くの会社にキャッシュバックの規制が入りました。
現在は、乗り換えの際のキャッシュバックは基本的に禁止されているのです。
さらにいうならば、ソフトバンクとワイモバイルは強力な提携関係にあります。
ドコモやauからの乗り換えは「新規加入」ですが、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは「自社間の移動」。
そう考えると、今後状況が変わっても、高額なキャッシュバックは難しいと思われます。
何万円のキャッシュバックが当たり前だった時代が懐かしいですね。
懐かしいといってもほんの少し前の事なんですが…通信関係の時代の流れは本当に早いです💦
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると料金の割引などの特典はあるの?
2019年12月現在、ワイモバイルには乗り換えに特化した料金割引はありません。
しかし、新規契約した方全員が受けられる「新規割」というキャンペーンがあり、700円の割引が6か月間受けられます。
また、ワイモバイルの2019年の学割は、ソフトバンクからの番号移行も対象。
スマホの使用者が5~18歳の方、またはその家族の方ならば、13か月間1,000円の割引が受けられます。
学割と新規割は併用も可能なので、ぜひ家族全員での乗り換えも検討してみてください。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると事務手数料は有料?無料?
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際、事務手数料は全て有料です。
残念ながら、2019年12月現在、提携会社間の割引などはありません。
かかる金額は、ソフトバンク側で「予約番号発行手数料」が3,000円(税抜き)、ワイモバイル側で「新規契約事務手数料」が3,000円(税抜き)。
あわせると、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えにかかる手数料は、締めて台当たり6,000円(税抜き)です。
痛い出費ではありますが、月額料金のカットであとから充分挽回できるかと思います。
仮に一般的に利用者が多いと言われる3GBを使ったとして、ソフトバンクはウルトラギガモンスター+の3,480円です。
ワイモバイルは1,980円なので、月々の差額は1,500円となり、4ヶ月で合計手数料の6,000円分のもとが取れます。
4ヶ月でもとが取れるなら、乗り換える価値は大いにありですね。
ソフトバンクからワイモバイル以外の格安SIMへ乗り換えた場合の違約金や事務手数料はどうなるの?
ソフトバンクからワイモバイル以外の格安SIMに乗り換えた際も、基本的に違約金や事務手数料に違いはありません。
2年縛りの契約を結んでいる方は違約金がかかりますが、新プランに変更してしまえば避けることができます。
ソフトバンクの最終請求で、「予約番号発行手数料」の3,000円がとられることも同じ。
ただし、新規契約の事務手数料に関しては、乗り換え先の会社によって金額やシステムが若干変わってきます。
他と大きく異なる会社は珍しいので、だいたい3,000円前後を想定しておけば間違いないでしょう。
2年縛りの契約を結んでいる方は、マイソフトバンクで縛りのないプランへの変更を行いましょう。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは、機種はそのまま?データはどうなるの?
乗り換えの際、もう一つ気になるのが機種の問題です。
昨今は、「SIMロック解除」がキーワードとしてよくささやかれていますが、正確な意味をご存知でしょうか?
つづいては、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際の機種について、様々な点から解説します。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは機種はそのままでも大丈夫?
残念ながら、ソフトバンクで購入した機種は、「そのままでは」ワイモバイルでは利用できません。
大手キャリアで購入した機種には「SIMロック」という規制がかかっており、簡単にいうと、他の会社で契約できないようになっているのです。
ですから、ソフトバンクで利用していた機種をワイモバイルでそのまま使いたい場合は、「SIMロック」を解除しなければなりません。
これがよく聞く「SIMロック解除」ですね。
「SIMロック解除」は、MySoftBankから無料で行うことができます。
ただし2015年4月以前に購入した機種は「SIMロック解除」の対象外の場合もあるので、ご注意ください。
「ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えなら、SIMロック解除は不要なのでは問題」ですね。
僕もこの2社間であればそのまま使えるのでは?と思っていたくらいなので、SIMロックの解除が必要と知った当初は驚きました💦
ソフトバンクとワイモバイル間でもSIMロックの解除は必要と覚えておきましょう。
マイソフトバンクを使えば無料でSIMロックの解除ができますよ。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える時のデータ移行はどうなるの?
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際、同じスマホを利用するならば、もちろんデータ移行の必要はありません。
ワイモバイルで新たな端末を購入する場合はデータ移行がいりますが、それもソフトバンクでの機種変更とほぼ同様です。
今までご自分でデータ移行をこなしてきたかたなら、特に問題なく完了できるでしょう。
また、ワイモバイルではワイドサポートという、操作案内のオプションも提供しています。
月額500円(税抜き)ですが、初月は無料。
不安な方は一度申込んでみてもいいかもしれませんね。
データ移行に限らず、初めのうちは操作方法で困ることがあるものです。
初月無料などのサービスはとりあえずつけておいて、いらないと思ったら外す方が安心なのでおすすめです。
ソフトバンクの携帯(ガラケー)からワイモバイルのスマホへの乗り換えは可能?
ソフトバンクのガラケーからワイモバイルのスマホへの乗り換えは、もちろん可能です。
Sプランなら2,680円(税抜き)で利用できるので、「料金が高い」というスマホ特有のデメリットも最小限に抑えられるでしょう。
ただし、ガラケーからスマホに変更するなら、ソフトバンクにも「スマホデビュープラン」というキャンペーンがあり、1年間980円、2年目以降1,980円で利用できます。
ワイモバイルよりも基本料金が安い破格のキャンペーンなので、まずは一度こちらも検討してみましょう。
ガラケーからの初スマホが格安SIMでは少しハードルが高いような気がします。
一度ソフトバンクのスマホデビュープランを経験してから、ワイモバイルを検討するのも良いのかなと思いますよ。
ソフトバンクの携帯(ガラケー)からワイモバイルの携帯(ガラケー)への乗り換えは可能?
ソフトバンクのガラケーからワイモバイルのガラケーへの乗り換えも、もちろん問題ありません。
今のままの機種が使いたい方は、スマホ同様「SIMロック解除」の手続きをすれば、ガラケーもそのままワイモバイルに持っていくことができます。
ただし、現在3Gのガラケーを利用されている方は、乗り換えを機に4Gのガラケーに買い替えることをおすすめします。
ソフトバンクの電波網は3Gを縮小していくという話なので、今のうちに対応機種を手にいれておきましょう。
3Gはガラケー時代に主軸となっていた通信規格です。
スマホが復旧し今では4Gという通信規格が主流になっています。
さらに、今後は5Gの通信規格が主軸になる時代が近づいてきているので、3Gタイプのガラケーを持っている方は、今のうちに4Gの機種に乗り換えておくと「3Gが終了しました」となった時に焦らずに済みますよ。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際のMNP・番号移行の手順と注意点
ここまでお読みいただいた方の多くが、「それならワイモバイルに乗り換えてみようかな?」と前向きな気持ちになってきたのではないでしょうか?
つづいては、実際にソフトバンクからワイモバイルへ移動する際の手順・注意点を解説します。
ソフトバンクからワイモバイルへのMNP・番号移行の手続きはどこで出来るの?
ソフトバンクからワイモバイルへの移動手続きは、ワイモバイルショップ・ワイモバイル対応のソフトバンクショップ・ワイモバイルの公式オンラインで行えます。
ショップの利用は対面で話ができる安心感がありますが、「頭金」という店舗特有の手数料が上乗せされる可能性があり、金銭的にはおすすめできません。
ワイモバイルが直接運営する公式オンラインならば、「頭金」の請求もなく、対面でこそないものの、チャットサポートでリアルタイムなやりとりができます。
ここまでの難しい話しを読み進めてこられた方であれば、オンラインの公式サイトで問題ないと思います。
ソフトバンクからワイモバイルへ、店舗で乗り換える際の手順
店舗で乗り換える際は、まず電話または店頭で「予約番号」を取得しましょう。
つづいてプランや機種を決め、契約に進んでいきます。
あとはスタッフにまかせておけば、電話やネットがつかえるレベルまではセットアップしてくれることと思います。
店舗はスタッフにまかせられる安心感がありますが、オプションや付属品などを勧められるため、高くついてしまうことも。
疑問や不安はその場ですぐに解消し、いらないものははっきりと断るようにするといいでしょう。
特にオプションについては、機種の保険以外は後日でも加入できます。
店舗で契約すると、スタッフさんが優しいから「すすめられたオプションも入ってあげようかな、入らないと悪い気がするな」と思って、いらないオプションにも加入しがちですよね💦
その結果、数年後に「あの時入ったオプション外すの忘れてた!」と気づき、合計で1万円近いオプション料を支払ってしまうなんてこともあります。
後日オプションを外す自信がない方は、勇気をもって「オプションは加入しません」と言い切ってしまいましょう。
ソフトバンクからワイモバイルへ、ネットで乗り換える際の手順
公式オンラインで手続きをする際は、まず希望機種を選びます。
その後、購入ページに進み、「ソフトバンクからの番号移行」を選択して、MySoftBankにログインしてください。
MySoftBankを経由することで予約番号の発行をスキップできます。
その後、連絡先・クレジットカードの入力、本人確認書類の撮影などを経て、申し込み終了です。
機種が自宅に届いたら、指定の番号に電話をかけて切り替えを完了しましょう。
完全に切り替えが終わるまでは、ソフトバンクのスマホがそのまま使えます。
機種の購入をしない方は、「SIMカードを購入」という手続きを行います。
SIMのサイズだけ間違えないように手続きをすすめましょう。
最近の機種なら「nano SIM」で問題ありませんが、不安な方は機種のSIMのサイズを確認してから手続きしましょう。
ちょっとポエム:時々見かけるヤフーモバイルとワイモバイルは同じもの?
ワイモバイルとともによく目にするのが「ヤフーモバイル」という単語。
ワイモバイルの運営にもYahoo!が関わっているため、混同してしまう方も少なくありません。
「ヤフーモバイル」とは、正確には、「ワイモバイルを取り扱っているネット上のオンラインショップの一つ」です。
運営をYahoo!が行っているため、「ヤフーモバイル」と名のっているというわけですね。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるデメリット
ここまではどちらかというとワイモバイルの「良い所」を解説してきました。
しかし実際に乗り換えるならば、「悪い所」=デメリットを知っておくことももちろん大切です。
ここからは、ワイモバイルに乗り換えるデメリットを解説します。
デメリット① ハイスペック機種は取り扱っていない
ワイモバイル最大のデメリットといえるのが、「ハイスペック機種は取り扱っていない」という点です。
10万円前後のハイスペックな最新機種は、大手3社ではメジャーな存在。
しかしワイモバイルで取り扱っているのは、価格5万前後のミドルスペック機種のみです。
安いのはもちろんありがたいですが、機能や性能もお値段なりに落ち着いてしまいます。
最新機種がお好きな方や、カメラや処理能力にこだわりがある方には、ワイモバイルはあまり向いていないかもしれません。
iPhoneで言うと、iPhone 11が発売されている中で、iPhone 7が最新機種となっています。
AndroidではXperia 8の取り扱いがあります。
Xperia 8はワイモバイル発のXperiaで、スペックもかなり良いので、スペック重視でAndroid機種を探しているようでしたらXperia 8で決まりかと思います。
※公式サイトで下にスクロールするとXperia 8が出てきます※
デメリット② 初期費用はしっかりかかる
先ほども解説したとおり、ソフトバンクからワイモバイルに移動する際には、事務手数料総額6,000円と双方からの月額料金がかかります。
トータルすると1万をこえるケースも珍しくなく、一時的とはいえこれは痛い出費です。
家族複数台で乗り換える際は、余計にそれが際立つでしょう。
ただし、月額料金次第では、払った分は数か月で回収が可能。
初期費用がかかることは覚悟しながらも、将来的な月額を見据えて検討する必要がありそうですね。
仮に月々1,000円安くなるケースでも、初めに6,000円かかると引いてしまうこともありますよね。
ただ、冷静に考えると、1,000円安い×12ヶ月=12,000円なので、このメリットを得るための初期費用だと思えば、6,000円なんて安いものですよね。
デメリット③ 家族割はソフトバンクの方が充実
ソフトバンクでは、家族間の通話は24時間無料、さらに家族の人数にあわせて500円~2,000円の割引もはいります。
一方ワイモバイルでは、家族間でも通話料は有料、家族割はあるものの500円のみです。
さらにワイモバイルの家族割は、副回線のみに適用され、主回線は割引されません。
簡単にいうと、家族のなかで誰か一人は割引を受けられない人ができてしまうのです。
ソフトバンクの充実した家族割に慣れてしまうと、ワイモバイルは少し物足りなく感じてしまうかもしれませんね。
ソフトバンクの家族割は強力ですが、それでもそもそもの安さでワイモバイルの方が安くなることがほとんどです。
仮にウルトラギガモンスター+を契約すると、7,480円-2,000円(家族4人割り)=5,480円ですからね。
安さで勝負をしたら、どう頑張ってもワイモバイルの方が安くなります。
デメリット④ ソフトバンクのサポート体制にはかなわない
ワイモバイルは、通信速度やショップ数など、格安SIMとは思えない充実したサービスを提供しています。
しかし、サポート体制で見ると、やはりソフトバンクには勝てません。
例えば、修理にだしている間、代わりに貸し出されるスマホ。
ワイモバイルは準備されている数自体が少ないらしく、希望の機種が借りられないこともしばしばあります。
また、コールセンターのオペレーターとの通話も、ソフトバンクは無料ですがワイモバイルは有料です。
細かいことではありますが、使っていくうちに「ちょっとがっかり……」ということは他にもあるかもしれません。
ソフトバンクは大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の中ではサポートがイマイチだと言われがちですが、格安SIMのサポートと比べると満足度は一気に高くなります。
そのくらい、サポート面では大手キャリが凄いということですね。
ワイモバイルでの問い合わせは、基本的にオンラインで行い、どうしても解決できないという時だけ電話サポートを使うという感覚になります。
デメリット⑤ 機種変更よりも手間がかかる
データ移行という意味では、ソフトバンクでの機種変更もワイモバイルへの乗り換えも変わりません。
しかし、MyYmobile!の設定など、ワイモバイルを新規契約したことによる手続きがそこにプラスされます。
メールアドレス変更による各種手続きのことなども考えると、やはり乗り換えのぶん、機種変更よりも手間がかかるといえそうですね。
乗り換えに踏み切る際は、ある程度まとまった時間を確保しておく必要があるでしょう。
利用したいタイミングのギリギリになって申し込もうとすると、焦ってしまって希望のプランと違うものを契約してしまうこともあります。
乗り換えの際は「まだ余裕がある」と思えているうちに手続きするようにしましょう。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるメリット
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは、もちろんデメリットもあります。
しかし、それをしのぐメリットがあるのもまた事実です。
ここからは、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるメリットを解説します。
メリット① 大幅なコストカットが期待できる!
先にも説明したとおり、ワイモバイルに乗り換える最大のメリットは値段です。
例えばソフトバンクで家族4人ウルトラギガモンスターを契約すると、プランの値段だけで約26,000円かかります。
それを全てワイモバイルのRプランに乗り換えると、18,720円。
乗り換えるだけで、毎月7,000円近く料金が下がるのです。
毎月7,000円のコストカットが叶えば、年間では84,000円の節約になります。
この価格差は、やはり格安SIMの醍醐味ですね。
年間84,000円という金額はかなり大きいですよね。
この差額があれば、家族旅行に行った上にちょっとしたお土産まで買ってもおつりが来ます。
通信費の節約は、あなたの家族に幸せな時間をもたらしますよ。
メリット② コストカットできるのに通信速度は変わらない
先にご解説したとおり、ワイモバイルでは大幅なコストカットが期待できます。
かといって、安いぶんサービスが劣化するかといえば、そうではありません。
こちらもすでに述べた通り、ソフトバンクとワイモバイルは提携関係にあり、ワイモバイルはソフトバンクと同じ電波網を使っています。
速さもエリアもソフトバンクと同じものを提供しながら、毎月の価格を千円単位で下げられる。
これもワイモバイルの大きなメリットの一つです。
いろんなサイトを見ていると「ドコモ回線だからドコモと同じ速度が出る」みたいな情報を見かけますが、あれは間違いです。
ドコモやauの回線を使える格安SIMは、あくまで回線の一部を借りて使っている状態なので、本来のドコモやauよりも速度が遅くなります。
そんな中で、ワイモバイルはソフトバンクの回線を借りるのではなくそのまま利用しているので、他の格安SIMよりも速度が安定する傾向があります。
メリット③ 格安SIMの中ではサポートが充実
先ほど、ソフトバンクと比べるとサポート体制が劣ることを、デメリットとしてあげました。
ただし、これはあくまで「大手キャリアと比べたら」の話。
格安SIMの中に限れば、ワイモバイルのサポート体制はずば抜けています。
ショップ数で見ても、操作案内サポートで見ても、修理サポートで見ても、ワイモバイルの手厚さを超える格安SIMは存在しないでしょう。
大手から初めて挑戦する格安SIMとしては、まさにもってこいの会社です。
メリット④ 光や電気は変更する必要なし!
ソフトバンクでは、ソフトバンク光やソフトバンクでんきと「おうち割」というセット割を提供しています。
実はこのおうち割、そのままワイモバイルでも申し込めるのです。
例えば、auやドコモに乗り換えて光や電気の割引を継続したいなら、該当サービスをすべて取り替えなければなりません。
それには時間と手間、そしてお金がかかります。
しかし、ワイモバイルならば、再度割引の申し込みをするだけ。
提携会社同士の強みを存分に利用しましょう。
メリット⑤ 機種変更で使えないキャンペーンが使える!
学割など、一部のキャンペーンは対象を「新規契約」に絞っています。
そういった理由から、ソフトバンクでただ普通に機種変更をしても、大きな割引は期待できません。
しかし、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは「新規契約」の扱い。
先ほど解説した学割や新規割など、新規契約だけを対象にした割引も、存分に利用できます。
まさに、ソフトバンクでの機種変更では得られない、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えならではのメリットです。
機種変更での割引はどこでもあまり期待できませんからね。
機種の買い替えを検討しているかたにとっては、乗り換えはまたとない買い替えのチャンスとなりますよ。
メリット⑥ より自分にあったプランが見つかる可能性も
現在のソフトバンクのプランは、従量制の「ミニモンスター」と50GBの「ウルトラギガモンスター」の2種類のみであり、どちらかを選ばねばなりません。
「データを使うか使わないか」の2択が激しく、例えば5GB程度のデータが欲しい方は、どちらに入るべきか非常に悩むことになるでしょう。
ワイモバイルには、Sプラン3GB・Mプラン9GB・Rプラン14GBと、まさにその間を埋めるようなプランが用意されています。
ソフトバンクで「合うプランがない」と感じる方も、ワイモバイルならコレというプランが見つかるかもしれません。
僕的には、ギガモンスターを使っているという時点で、今のプランは見直す必要があると考えます。
例えばワイモバイルを最安値のプランで契約し、データ制限なしのモバイルWi-Fiを契約するのが最もおすすめのプランである可能性が高いです。
「自分はギガ難民タイプだ」と思っている方は、無制限のモバイルWi-Fiを強くおすすめします。
無制限のモバイルWi-Fiについては、こちらの記事を参考にしてください。
メリット⑦ プランが単純明快で分かりやすい!
ワイモバイルのスマホプランはS・M・Rの3つ。
どれもデータ量以外は同じ内容であり、単純明快で非常に分かりやすいプランとなっています。
ネットやパンフレットで一通り内容を見れば、ほとんどの方が一度で理解できるでしょう。
それに比べると、ソフトバンクは従量制のプランあり、複雑な条件の家族割あり……。
正確に自分の契約内容を把握するのは、かなり困難です。
分かりやすいほうが、自分にあったプランを選びやすいもの。
そう考えると、ワイモバイルはプランの見直しがしやすく、ソフトバンクよりもずっと優秀です。
大手キャリアで契約していると、パンフレットでは3,000円くらいって書いてあったのに、契約してみると6,000円超えてるけど!?みたいなことがおきますよね。
キャリアの料金プランは本当に分かりにくいものです。
ワイモバイルはプランがシンプルなので、あとで激高料金になるようなショックを受けることはありません。
ソフトバンクからワイモバイル以外の格安SIMへ乗り換えるメリットとデメリット
格安SIMを検討するならば、ワイモバイル以外の情報も知っておきたいものです。
ここからは、ワイモバイル以外の格安SIMに乗り換えるメリット・デメリットを解説します。
格安SIM各社の自己紹介ととらえて、気軽に読んでみてくださいね。
ソフトバンクからUQモバイルへ乗り換えた際のメリットとデメリット
UQモバイルはワイモバイルと並ぶ格安の大手であり、auとほぼ同じ電波網を利用しています。
コストカットをしながら電波の安定性も手に入る、ワイモバイルと同じようなメリットが大きいでしょう。
サポート体制も比較的しっかりしているため、ソフトバンクから初めての格安SIM挑戦にもおすすめです。
デメリットをあげるとすれば、キャリアメールが有料になってしまう点でしょうか。
ソフトバンク・ワイモバイルでは無料で提供されているため、ちょっともったいないような気がしてしまいますね。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えた際のメリットとデメリット
楽天モバイルのメリットは、速度制限後の速度が1Mbpsと高速なこと。
ソフトバンクの速度制限後の速度が128Kbpsであることを考えると、約8倍のスピードです。
一方デメリットとしては、速度が下がる可能性があげられます。
ご存知の方も多いかと思いますが、楽天は目下、第4の大手キャリアとして自社の通信網を整備中です。
現在はまだ他社の通信網の一部を使っている状態であり、ソフトバンク並みの通信速度は期待できません。
自社の通信網が完成する今後に期待したいところです。
楽天モバイルには大きな可能性を感じますが、それはあくまで今後の話し。
今現状ではワイモバイルの方が強い印象は否めません。
ソフトバンクからLINEモバイルへ乗り換えた際のメリットとデメリット
LINEモバイルは、多くの格安SIMのなかでも、値段が安くなると評判の会社です。
その最安プランは、なんと3GBと音声通話機能で1,690円(税抜き)~。
値段の安さが最大のメリットといえるでしょう。
LINEらしいSNSに特化したプランの数々も魅力的です。
デメリットとしてあげられるのは、やはり通信速度。
LINEモバイルもMVNOとして大手の回線を借りているため、ソフトバンク並みの速度は期待できません。
ソフトバンクからマイネオへ乗り換えた際のメリットとデメリット
マイネオのメリットは、プランメニューが非常に細かく分かれている点です。
データだけでも500MBから30GBまで6種類、通話のオプションは10分定額や月30分の無料通話など5種類にわたります。
メニューが豊富なぶん、自分にあったプランをカスタマイズしやすいでしょう。
デメリットとしてあげられるのは、独特のシステムが多く、慣れなければ使いこなせない点でしょうか。
「パケットタンク」や「アンバサダー制度」など魅力的なシステムが多いのですが、ソフトバンクとは違いすぎて最初はとまどうかもしれません。
加えて、やはり通信速度も気になります。
マイネオは僕くらいマニアックな方にはおすすめですが、一般的な人にとっては面倒が多いのであまりおすすめできません。
ただ、どんなプランがあるのかを見てみると「このプランが欲しかったんだ!」という理想のプランに出会うこともあるので、時間がある方は公式サイトをのぞいてみるのもありですよ。
ソフトバンクからIIJmioへ乗り換えた際のメリットとデメリット
意外と知られていませんが、格安SIMのなかでは老舗にあたるIIJmio。
一番の魅力は、家族でデータをシェアできるシステムが用意されていることです。
そのままでも安い料金がシェアでさらに安く、例えば3人で12GBをシェアすれば4,660円(税抜き)で利用できます。
デメリットとしてあげられるのは、やはり通信速度でしょうか。
キャリアメールの提供がない点も気にかかります。
加えて、かけ放題の提供もないので、電話をよく使う方には厳しいかもしれません。
まとめ こんな人はワイモバイルへの乗り換えがおすすめ!
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは、大幅なコストカットが期待できます。
値段のぶんサービスが悪くなるかといえばそうでもなく、ワイモバイルのサービスは格安SIMの中でもトップクラス。
もちろんソフトバンクと比べると見劣りするものの、大きな問題にはならないかと思います。
「行き届いたサポート」や「ハイスペック機種」よりも、「値段重視」という方は、ワイモバイルに乗り換えて損はないでしょう。
公式オンラインからチャットサポートなども気軽に利用できるので、ぜひ検討してみてくださいね。
ワイモバイルへ乗り換えて節約できた数万円で、家族と旅行に行くのも良いですし、ちょっと豪華なディナーを楽しむのも素敵ですね。